21.08.23_一体感と離別感
ヒトでも犬でも、自分にとって大切な相手に対しては、尽くしたくなるのは当たり前に思う。ところが、相手を思ってやっていたつもりが、いつの間にか”私の”ものさし前提になっていて、相手にとって”余計なお世話”になっていることがある。
大好きな愛犬とはいえ、忘れてはならないのは、私はヒトで、ロイは犬であり、明らかに異なる生き物であるということ。ヒトである私の物差しでロイにとっての良し悪しを決めてはいけないし、決められない。
愛犬とは「一体感」がほしい気がするけど、むしろ重要なのは「離別感」。字面だけ見みると、”離れる”とか”別れる”を連想し、なんだかさみしい気がするけど、そうではなく、”ロイと私は違う生き物なのだ”、ということをしっかり受け入れること。異なることを認めるのは、相手を尊重することにつながる。ヒトでも犬でも大切な相手ほど、いい関係を築くにはこの「離別感」は重要だと思う。